原子力空母ニミッツの横須賀寄港に対するコメント
原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会
共同代表 呉東正彦

本日、共同通信は、原子力空母ニミッツが8月下旬に、横須賀に寄港することを、
報道した。2005年秋の原子力空母横須賀母港計画の発表以来、横須賀を母港
とする原子力空母以外の原子力空母は、世論の動向も考慮してか、佐世保に寄港
してきた。
ところが、今回、原子力空母ジョージ・ワシントンが横須賀を母港としているにも
関わらず、もう1隻の原子力空母ニミッツを横須賀に寄港させようということは、
今までになかったことであり、横須賀基地が、ジョージ・ワシントンの母港のみ
ならず、他の原子力空母の補給基地として、複数の原子力空母によって日常的に
使用されることによる、基地の機能強化、そして放射能事故の危険性の増大は
到底許されるものではない。
現在、横須賀市民の約7割は、原子力空母の安全性に不安をもっている。
また先日も静岡県を中心とする地震が発生し、地震時の原子力空母とその支援施設
の安全性が懸念されるところである。そして、政権交代が争われている衆議院選挙
期間中に、首都圏、神奈川、横須賀にとって大きな争点であるもう1隻の原子力空母
を横須賀に寄港させようとする米国及び政府は、あまりの暴挙と言わざるをえず、
このことの是非も、衆議院選挙の重大な争点の1つとされねばならない。
また吉田雄人新市長に対しても、この横須賀基地の重大な機能強化、放射能基地化
の動きに対して、このもう1隻の原子力空母の補給基地化の第1歩である寄港を
『歓迎しない』ことを、今まで何も言わなかった蒲谷市政から『チェンジ』した
ことが目に見える形で、表明してほしい、と願うものである。
A昨日は入港情報から5日目という緊急集会にも関わらず200名を超える参加者が
あり、下記のアピールを採択して、基地ゲート前をデモ行進しました。艦載機の
一部は、21日と22日に厚木基地に飛来したとの情報もあります。
21日には海上自衛隊の2隻目の軽空母が進水し、「いせ」と命名されました。
一番艦のひゅうがと同様、戦争中の航空戦艦「日向」「伊勢」を襲名した艦名です。
旧軍懐古もいいかげんにすればと思うのですが。こうした大型艦船の建造は中国の
空母建造の予定を加速させるでしょう。まったく、愚かなことです。
<集会アピール>
8月24日に原子力空母ニミッツが、随伴艦とともに米海軍横須賀基地へ強硬入港
することが明らかになりました。原子力空母ニミッツの入港は原子力空母ジョージ・
ワシントンの母港のみならず、他の原子力空母の補給基地として日常的に使用
される第一歩となります。
私たちは基地の機能強化と放射能事故の危険性増大につながる入港に反対し、断固
として撤回を求めます。
本年9月25日、安全性に対する不安を拭い去れないまま、原子力空母ジョージ・
ワシントンの横須賀母港化一周年をむかえます。日米両政府は、9月1日のジョージ・
ワシントン再入港に合わせ、さらにもう一艦の原子力空母の入港を強行しようと
しているのです。この暴挙に強い憤りを禁じえません。
このような事態を繰り返すことになれば、私たちが懸念している空母の2隻配備体制
につながることは必定であり、充分な警戒が必要です。
私たちは在日米軍再編やMD(ミサイル防衛)推進による基地の強化に反対し、
その中で重要な役割をもつ「核空母の母港」としての横須賀基地を再認識しなけれ
ばなりません。
来る衆議院選挙においても、憲法改悪や日米軍事一体化に反対し、私たち国民大衆
の怒りを全国の仲間とともにしめさなければなりません。
横須賀市民、県民のみなさん、共にたたかいましょう。
2009年8月22日
原子力空母ニミッツ横須賀入港抗議、ジョージ・ワシントン再入港反対、
原子力空母2隻体制阻止緊急神奈川集会
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