チェコの反MD国際オンライン署名運動声明文 (訳)

   
 「私はチェコ共和国の国土に、アメリカ合衆国の国防ミサイル防衛計画の一環として、その軍事基地を建設することに
     反対します。 この計画が実施されれば、国際的な緊張が高まり、新たな軍拡競争が生まれ、また宇宙の軍用化と支配
     への第一歩へとつながります。 チェコ共和国の国民3分の2以上が反対していることからも、この重大な、軍事基地建設
     問題については、国民投票によりチェコ共和国国民が決定する権利を持つとするのが正当であると私は考えます。」

 
 (声明)
  
   アメリカ合衆国のミサイル防衛構想(同国の国家ミサイル防衛システム)は非常に複雑な計画で、それには新兵器の製造や、世界の様々な
   地域に合衆国の軍事基地を建設することが含まれます。 特にヨーロッパでのその第一歩が、チェコ共和国内でのレーダー基地建設、並びに
   ポーランドでのミサイル迎撃基地建設です。
この計画は現在ヨーロッパを分裂させており、そのためヨーロッパは合衆国の政治的攻勢に対し、
    団結し一貫した非暴力の対応を行うことができません。 合衆国のこの計画に対するロシアと中国の最近の反応は、新しい「冷戦」の空気を生んでいます。
    国際的な緊張が高まりつつあり、愚かな軍拡競争が(在来兵器と核兵器の別を問わず)再び始まりました。とりわけ、これらの合衆国の軍事基地は
   宇宙を軍事的に利用・支配するために建設されつつあるのです。

    チェコ共和国の
3分の2以上の国民が、国内でのアメリカ合衆国の基地の存在に反対しています。それにも関わらず、チェコ政府と合衆国は、基地建設
    の交渉を行っており、正式締結が結ばれつつあります。

    我々チェコ国民は、チェコ国内にアメリカ合衆国のレーダー基地を建設するこの計画に関し、チェコ政府が合衆国と締結するあらゆる協定は何の合法性
    を持たないことを、ここに宣言します。それゆえチェコ国民は、その協定に関して何の関与も義務づけられることはないと考えます。現在の少数連立与党
    により議会で法律が可決されるとしても、それは形式的なものにすぎず、真の民主主義とは言えません。いかなる国の政府であろうと、国民の大半の意志
    に明らかに反する決定を行えば、それは民主主義の精神と本質を敬わない行為となります。

 
   アメリカ合衆国政府は、現在行われている交渉は、チェコ国民全体とではなく、チェコ市民の大半の意志を代表する立場にはない少数与党政府との間
    で行われているという点を明確に理解すべきです。チェコ共和国の現在政権が多数与党ではないという、その理由のため、あらゆる協定は合法性を持ち
    ません。 またアメリカ市民は、彼らの政府の政策が、以前チェコ国民の間にはなかった「反アメリカ」感情を広く生み出しており、そのため、その矛先が
    アメリカ市民に向かう結果となってしまうことを、はっきり理解しなければなりません。アメリカ製品へのボイコット運動が既に始まっており、それが国境を
    超えてたちまち広がることも考えられます。

 
   チェコ国民の大半は、チェコ共和国内に外国の軍事基地を望みません。
  チェコ国民の大半は、このような問題を国民投票により自ら決定することを望みます。国民投票こそがあらゆる民主主義の根本的な方法だからです。

  Jan Tamáš
  Nonviolent Movement against US bases in the Czech Republic

  Dana Feminová
  Europe For Peace