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( はがき訳)
この花が散ってしまう前に、彼らの輝くばかりの笑顔を見たい。
投獄されている6人の祖国統一の活動家たちに手紙を送ってください。
<上段左端より時計回り>
Lee, Kyu-Jaeさん (72歳、PKAR (汎民連)南側支部議長)
Lee, Kyeong-Wonさん(45歳、PKAR 南側事務局長)
Choi, Eun-Aさん (37歳、PKAR 南側支部メンバー)
Oh, Soon-Wanさん (37歳、Choongbook-do, PKAR南側支部メンバー)
Jang, Min-Kyeongさん(39歳、Choongbook-do, PKAR南側支部メンバー)
Yoon, Joo-Hyungさん(42歳、Choongbook-do, PKAR南側支部メンバー)
ソウルの拘置所にいるPKAR (Pan-Korean Alliance for Reunification汎韓国統一連合)メンバー
のEun-A,Choiへの面会から始まったこの日も忙しかった。
Sung-Heeと私がタクシーに乗り拘置所まで半分くらいの道のりまで来たとき、
タクシーのラジオから空襲警報が聞こえてきた。危険を警告する、あのわめき
ふためく、どこの国でもおなじような音声は、韓国語であっても私にはそれだ
とわかった。
Sung-Heeが通訳してくれたところでは、サイレン開始から5分間は市内の
どのような動きも中止せねばならないという指示だという。交通は急ブレーキ
のような音をたてて停止し、ラジオからは、これは一緒に「防衛訓練をしなけ
ればならない、スポーツチームのようなものです」という説明があった。
さらにラジオの説明では、この訓練テストは、その前日に始まった米韓戦争
ゲームと関連があり、市民をテロ攻撃から守るためのグローバリゼーション
の一環として行われているとのことだった。「家からでないようにして、水を
蓄えなさい」とラジオの声は指示した。
私はまったく呆気にとられ、Sung-Heeに、この信じられない出来事をどう思うか、
タクシーの運転手に尋ねるように頼んだ。この空襲警報訓練は、私がサウスダコタ
のエルズワース空軍基地にすんでいた小学校4年のときに行った、核攻撃を想定
した「机の下にもぐり込む」訓練を思い出させたのだ。
タクシー運転手は、このような訓練を自分は支持する、毎月おこなわれている、
と語った。我々は北からの攻撃がある場合に備えねばならない、しかし一般市民は
北朝鮮が現在弱体化し、また米国が韓国を守るであろうから戦争をさほど心配して
いないため、緊張感を失いつつある、と彼は言った。
私はこの空襲警報訓練は、稼働中の心理作戦であり、国全体を一挙に洗脳するため
のものだと思う、ということをタクシー運転手に通訳してくれ、とSung-Heeに
頼んだ。市民に恐怖を受け付けよ、そうすれば彼らは確実に、北朝鮮との戦争状態
を恒常化させることに同意しよう、というわけだ。
拘置所に近づいたとき、Sung-Heeに運転手への通訳を頼んだ。私はアメリカ人で
あり、こういう警戒訓練は米国兵器産業の軍需兵器を韓国に買わせ続けるために
意図されていると思う、兵器は米国の企業輸出製品の第一位である、ということ
を運転手に伝えてもらった。
驚くべきことに、運転手はそのとおりだ、と答えた。彼によれば一般市民もその
ことはよくわかっており、最近では市民みなが米国を好んでいるわけではない、
と言った。こういうすべての訓練から兵器産業は利益を得ていることを市民は
知っている、しかしいずれにせよ、我々は備えをしておかねばならない、と彼は
なお語った。
タクシーから降りてSung-Heeがうまく説明してくれたのは、大衆は我々が思う
以上に現状を理解しているが、それでも混乱はしている、ということだった。
拘置所について、我々3人(PKARのスタッフもいた)は面会室に入る許可が
でるまで45分ほど待たねばならなかった。小さな部屋で仕切りの窓ガラスの
こちら側に3つの椅子、両側にひとつずつマイクがあった。Eun-Aが入ってきて、
女性の監視員が彼女の後ろ、小さなテーブルのところにすわり我々の会話のメモ
を取った。
Eun-Aは元気そうで、5月7日から拘留されていることを考慮すれば前向きのように
見えた。半袖、緑色の拘置所支給のユニフォームをきており、前のポケットのすぐ
上に221号と表示されていた。
Eun-Aは、この国に再統一をもたらそうとしたことで逮捕された6人のために、
グローバルネットが築いた国際的な連帯に対しとても感謝していると述べた。
今朝は新聞を読んで、私が昨日記者会見で話していたことを知っていた。今後の
裁判の準備をしており、また韓国のなかで(南北)和解に向けての支持が高まって
いるのがうれしいと述べた。
Sung-Heeが、彼女の独房の大きさを訪ねた。それは普通の車の内部くらいの
大きさだという。彼女は運動のため毎日一時間、部屋から外にでることを許され
ている。新聞を定期購読することも許可されている。
気がつかない間に面会の10分が終わり、帰らねばならなかった。建物の外に出て
帰ろうとして、拘置所玄関の真上に朝鮮語と英語で「正義が最優先」との言葉が
あった。そうだ、彼女は(スパイ行為という、偽の容疑ではなく、真実では)
自分の祖国を統一したくて、3年から5年の刑を受けることになろうとしている。
それが本当の正義だ、と私は思った。
昨日、アムネスティ・インターナショナルがPKARの6人の逮捕について検討して
いると聞いた。もしこの件が取り上げられれば、彼女ら平和のために働く人たち
を韓国の刑務所の内側から自由にするための国際的な支援を構築する運動に弾み
がつくのは確実だろう。北朝鮮があの二人の米国人女性ジャーナリストを監獄に
入れ、その後ビル・クリントンが出かけて彼らを連れだしたとき、どれほど世界
の人々が彼女たちのことを知ることになったかは、まったく驚くべきことであった
と言えないだろうか。しかし世界中のメディアはこのPKARの6人には関心がない。
なぜなのだろう。
別れる時私はEun-Aに、ビル・クリントンは朝鮮の監獄から女性たちを解放する
ことに努力したから、もしかして彼が釈放の手助けをしてくれないものかやって
みようか、と話してみた。その冗談に笑ったあと、彼女は頭を振って否定し
手を振ったが、その振り方はまるで、ありがとう、でも結構、と言っている
ようだった。
拘留中のEun-Aとその他の5人は、名士たちの支援なしに出獄しなければならない
のだろう。
彼らの釈放は、世界の人々が真実の正義―正義が最優先、正義が最後、そして絶えず
正義である、真実の正義を求めるときに、やっと訪れるのであろう。
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