<2009年8月11日 B. ギャグノン・スピーキングツアーin福岡 反基地運動を代表してのアピール>
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         私が退かない、 私があきらめない、 私が服従しない  

                                                渡辺ひろ子 さん(福岡 築城)

築城の渡辺です。

 航空自衛隊築城基地での日米共同訓練に反対して、1987年に「平和といのちを
 みつめる会」という小さな住民グループを作りました。
 
 1989年4月2日に、築城基地へのF15配備反対「人間の鎖」を2500人で
 やりました。
 
 人間の鎖のつないだ手と手の確かさを忘れないために、そして「闘いの継続化」を
 めざし、毎月2日に基地正門前で「反基地座り込み」(通称「2の日行動」)を
 始めて20年が経過しました。

                                                              
                                          

8月2日が243回目で、40人の参加でした。

さて、PAC3の配備が目前に迫る築城基地なのですが、大変残念なことに、
 地元ではこの問題についての関心はまったくありません。「まったく」です。

みなさんもすでにご承知のことでしょうが、築城基地にはすでに1994年5月に
 PAC2が配備されています。このPAC2配備の時には、地元自治体や議会、
 そして労組なども反対の意思表示をし、また行動もしました。高射隊のある基地を
 包囲する人間の鎖もやりました。一般住民もそれなりの関心を持って、なりゆきを
 見守っていたと思います。

しかし、今回はまったく関心も動きもありません。築城基地周辺住民にとって、
 パトリオットの問題は「すでに、とっくに終わった問題」なのです。いまある
 パトリオットが、新しい機種に変更されるだけの話なのです。

私自身、この問題に関して、まだこれといった行動を起こせずにいます。過去、
 2度の人間の鎖行動をともに頑張った労組の人たちが今どういう状況にあるかは、
 みなさんもご承知の通りです。「2の日行動」にも組織的な参加はまったく
 ありません。基地問題の殆どを私たちのみで担っている現状です。言い訳がましい
 と思いつつ言います。問題が多すぎて対応しきれていません。

ただ、私は絶望しているわけではありません。

米軍再編に伴って、基地機能強化をはかるために「基地拡張計画」が進められて
 いましたが、拡張予定地に隣接する地区の自治会が強硬に「反対」し、ついに
 防衛省に「白紙撤回」を言わせました。快挙です。

今まで「基地と共存共栄」を言い、決して「NO」を言わなかった住民たちが、
 変わりかけています。

私たちの22年の闘いが、地元の人々の意識を少しばかり動かしたのかも
 しれないなぁと自画自賛です。

PAC3の問題、築城で大きな運動を展開する力は私にはないけれど、日々の
 闘いの中で私に出来ることをあきらめずにやり続けて行きたいと思います。

「私が退かない」「私があきらめない」「私が服従しない」そういう強い意志を
 自らの内部にしっかりと持ち続けることこそが大事なのだと思います。

 そこからしか仲間との連帯も、社会の変革も生み出せない。

 これが22年の闘いで得た私の確信です。


          
 「平和と命をみつめる会」代表 渡辺ひろ子(元・酪農家)
                           連絡先 0930-52-2862