http://www.peacealliancewinnipeg.ca/2008/11/czech-mayors-and-peace-activists-urge-obama-to-end-nuclear-missile-defence-
 program-in-europe

     チェコ市町村長と平和活動家、ヨーロッパでの核ミサイル防衛計画の廃棄をオバマに迫る

      オバマ次期大統領への公開要請状


 オバマ次期合衆国大統領

 次期合衆国大統領に選出されたお祝いを申し上げます。我々はチェコ共和国における民主主義的な決定過程の維持と
ヨーロッパ社会の安全保障に対する危惧の念から、あなたに以下のことを訴えます。


 ご存じのようにブッシュ政権とチェコ政府は、合衆国の国家ミサイル防衛(NMD)システムのレーダー基地を
チェコ国内に設置することに合意しました。チェコ国民の3分の2は、長期的にみればその合意に賛同していません。
その反対にも関わらず、チェコ政府は最近合衆国と調印し、その条約はまもなく議会で批准されようとしています。
しかしながら現在の国会議員は、このミサイル防衛計画に関して何ら公の議論がなかったころに選出されており、
NMDシステムへのチェコ共和国の参加を綱領としていた政党はひとつもありませんでした。

 ヨーロッパ中央部に同システムの一部を配置するという計画は現在、合衆国とロシアの間、および
合衆国とEUの間に緊張を生みつつあり、さらには軍拡競争の再来に至らせるものです。我々はこの先進的システム
が原因で、国際紛争が生じた場合にヨーロッパが主戦場になること、そしてまた懸案のレーダーが配置されれば、
そのためにチェコ共和国が最初の攻撃目標になりそうであるのを怖れています。
1989年共産主義の崩壊のあとで、
チェコ国民はチェコ領土に二度と外国軍隊は駐留させないと誓いましたが、そのためいっそう、このレーダー配備
問題は我々にとり重大なものなのです。

 ヨーロッパにおけるNMDシステムの部分配備に対する合衆国政府の方針を再検討されるよう、そしてまた、
この非常に危険で不安定な計画を停止されるようにお願いしたいと存じます。大統領選でのあなたの勝利が
あのように力強く象徴した変革が今後現実に移されるよう、そしてアメリカの新しい指導者が我々すべてを
戦争と暴力のない世界へと向かわせることができるよう、さらに兵器と軍事侵略が段階的に拡大されつつある
現在の潮流にとって代わり、人類の真実の発展に寄与するような領域への投資がなされるよう望みます。

 我々は、これまで長い間民主主義を象徴してきた国の大統領となるあなたに、チェコ国民のこの意志を尊重
していただくように願います。なぜなら今我々は自国の政府により、民主主義の権利を奪われつつあるからです。

 敬愛をこめて

ノン・バイオレンス運動広報担当ヤン・タマス

ヨーロッパ・フォー・ピース広報担当ダナ・フェミノバ

反レーダー自治体連盟 市町村長31名

支援者

欧州議会議員ジュリエット・チーサ 

チェコ国会議員アンナ・クルドバ


  

 関連情報  http://www.nenasili.cz/en/2430_senate-marked-black-thursday-in-czech-history  

   上院がチェコ史に刻した「ブラック・サーズデイ」 (2008/11/27 報道)

  チェコ上院は本日、チェコ首相ミレク・トポラーネクと米国国務長官コンドレッツァ・ライスにより
  今年7月に調印された懸案の二つのレーダー基地に関する条約を批准した。これは過去2年間チェコ国民の
  大半がこのミサイル防衛計画に反対であることを数度の世論調査が示している事実から、上院がチェコ国民
  過半数の意志に背く立場に立ったのを公然と示したことになる。

  「この国における民主主義の観点からすれば、これは大きな逆行である。与党が支配する上院は、チェコ国民
  の意思を顧みるつもりがないことを明確に示したが、その行為はまったく受け入れがたい」と、ノン・バイオ
  レンス運動の広報を現在努めるヤン・タマスは語る。「今日は我々の国の歴史で、『ブラック・サーズデイ』
  として記憶されるだろう。」

  論争の的であった二つの条約を上院が批准したものの、この決定は最終的なものではない。政治論争の主戦場
  が今後下院に移るからである。政府は火曜日にこれを議題にしようとしたが、議題を承認するのに必要な票数
  を得られなかったため下院は会期に満たず閉会した。

  ノン・バイオレンス運動のメンバーは既に他の抗議方法を準備中であり、その抗議は来年1月に開催される
  EU議会の議長国をチェコが努める(上半期)間に行われる。
2009224日にブリュッセルで大きなデモ
  計画されているが、これは「反レーダー自治体首長連盟」のメンバー市町村長40名がEU議会での公聴会に
  出席する日である。

(政府の)他の動きについては早くも来週月曜日に予定されている。この日に政府は週一度の定例会を開く。

*ノンバイオレンス運動は、2007年12月に、チェコの人道主義活動家グループの運動から起こった。それは、
  チェコ共和国への配置が計画されている、合衆国のミサイル防衛基地に対して、非暴力で反対することを目的と
  している。この運動はメンバーのうちの二人、ヤン・タマスとヤン・ベドナーが行った
2008年5月のハンストと、
  その後の
160人以上が参加したハンスト、および合衆国ミサイル防衛と軍縮に関する問題を討議した幾つかの
  国際会議によって、より知られるようになった。

   Jan Tamáš, Ph.D., tel. +420 776 785 839, email: jan.tamas@humanisti.cz
     http://www.nonviolence.cz, www.nenasili.cz, info@nenasili.cz

  
 http://praguemonitor.com/2008/11/24/czech-opponents-us-radar-ask-obama-scrap-it

  合衆国レーダー基地に反対するチェコ市民、オバマに計画廃棄を要請
   (プラハ
2008/11/21(CTK)

ノンバイオレンス運動広報のヤン・タマスは、ノンバイオレンス運動が反レーダー自治体首長連盟と共に金曜日、
 次期合衆国大統領バラク・オバマに書簡を送り、チェコ国内における合衆国レーダー配備計画の再考を要請した
 ことを報道関係者に公表した。

ノンバイオレンス運動と反レーダー自治体首長連盟は、チェコがEU議長国となる来年上半期にレーダー反対
 運動を展開し、EU議会にこの問題を討議することを求めたいとしている。

「我々は全ヨーロッパレベルで、このレーダー配備計画に反対する強力な運動を起こすつもりだ。」とタマスは
 語った。 レーダー配備が計画されている基地周辺の地域から、おそらく40名の自治体首長が
2009224日、
 イタリアのEU議員であるジュリエット・チーサの招きでEU議会に出席することを望んでいる。彼らは、
 特にロシアへのEUの原料依存の実状から、チェコ共和国へのレーダー配備に関して団結した立場を促進
 したがっている。「我々はEUが明確な立場を採り、この問題を討議し始めることを望む」とタマスは
 述べた。

オバマへの書簡は、問題の地域の29名の自治体首長が署名して、チェコ内外の700の新聞社に送られた。
 ジュリエット・チーサは、無党派のEU議員で、以前はイタリア共産党青年部の幹部を務めた。

レーダーはプラハの約90km南西にあるバーディ軍事基地に設置される計画である。ポーランドに配備される
 迎撃ミサイルのサイロと共にチェコのレーダーは、イランのような国から発射されるかもしれない敵側ミサイルに
 対抗して合衆国とヨーロッパの広範囲を守るため、中央ヨーロッパにおける合衆国の対ミサイル・シールドを
 構築することになっている。

チェコと合衆国はこの夏、二つのレーダー条約を調印した。それらの条約は今後チェコ議会での討議を経るが、
 必要過半数を得られるかどうかは定かではない。

このレーダー配置計画に対して、左翼野党とチェコ国民の過半数は反対しており、その中にはボヘミア中央部と
 東部にまたがるバーディ軍事基地の周辺住民も含まれる。

レーダー反対論者は、ヨーロッパに合衆国のミサイル防衛システムの一部を配備する計画をオバマが廃棄するかも
 しれないと考えている。

チーサEU議員によれば、ヨーロッパの安全保障は、ヨーロッパ全体で交渉されねばならないという。
 チェコおよびポーランドと合衆国との二国間協議はEUを弱体化し、チェコとポーランド領土内にそれぞれ配備
 されるミサイル防衛シールドは、EUとロシアの関係をさらに悪化させるだろうと彼は語った。