シュミニスティム2008/12 12月18日行動の日-ある母親の感慨
外国の人に伝えるのは難しく、またいくら誇張してもしたりないことですが、イスラエルの文化には軍隊の英雄的イメージが隅々まで
満ちあふれています。 学校でも、広告にも、販売活動にも、商店割引にも、隣人との討論にも、とにかく想像できるあらゆるところに、
軍隊はこの国への奉仕の究極の形として描かれています。 私が最近、自分の5歳の娘を医者に連れて行ったとき、ワクチンがどう
効くか、女医さんは娘に次のように説明しました。
「私たちを守る軍隊をイスラエルがどのように持っているか知ってるでしょう?ワク
チンは、あなたの体の軍隊でしょう?」
軍隊は、いたるところに当たり前に存在するのです。
それだからこそ、シュミニスティムはいっそう素晴らしいのです。
彼らは高校を卒業したばかりの若者ですが、自分たちがどっぷり
浸かっていたあらゆる神話を何とか打破し、軍隊が実際に行うことを自分たちで悟りました。 軍隊に入隊すれば不道徳な行為を
無理矢理に行わされてしまうことになるとの結論に達したあと彼らは、その次に行うべき、とはいえとても困難な行動を、軍に入隊
するのを拒否することで起こしました。 彼ら全員、家族からの圧力、仲間の圧力、そして社会からのとても強い圧力に向かい合って、
です。
私にとっては、2人のイスラエルの娘を育てている最中の母として、シュミニスティムの若者ほどよいお手本はありません。それで
私は、彼らの運動に連帯する12月18日の行動の日に長女を誘いました。うれしいことに、彼女は妹のパーティを早めに退席して
同行してくれました。
行動の日はすでに、喜ばしい注目を各地から集めていました。今朝のHaaretz誌の一面や、アメリカ軍の兵役拒否者からの感動的
な連帯声明(www.couragetoresist.org/x/content/view/649/1/)、さらにアムネスティ・インターナショナルからの力強い支援声明
(www.amnesty.org/en/news-and-updates/news/israeli-teenager-jailed-refusing-serve-army-20081218)などです。
私と娘が防衛省に到着したとき、最初に目に入ったものは、道路に並べられた幾つもの箱、箱、箱・・・・ これらは国際的運動により
生まれた、総計2万を超える手紙や葉書でした。
私たちは軍本部の堂々とした建物の道路向かいに並びました。 そこが警察が私たちに許可した一番近い位置でした。私たち支援者
の人数は多くはなく、200名ほどでしたが、そのこともまた、イスラエルでの兵役拒否運動がどれほど勇敢で、それでも未だに社会から
孤立しており、それゆえ国際的な支援がどれだけ重要であるかということを、私に思い起こさせました。
意気軒昂な私たち市民がシュプレヒコールを上げて支援するなか、出獄しているシュミニスティムの何人かや、服役中の若者の親戚ら
が交代に、署名手紙の入った箱を防衛省の閉ざされた門まで運びました。そこで最終的に背広姿の2人の男性が、すべての箱を門の
内側に入れることに同意しました。 今年のシュミニスティムの若者たちは、オマールの父がモサドの副長官であったり、サハールの
家族がひるむことのない左翼活動家であったりすることからわかるように、良心的兵役拒否者がイスラエル社会のあらゆる一部から
出ていることを示唆するのによい見本のようなグループです。
イディッシュ文化には、ひとつの伝統的な信仰があります。 それやユダヤ神話に由来しており、神が彼らのために世界を救ったという、
lamedvavniksと呼ばれる、36名の正しくつつましい人々についてのものです。 シュミニスティムたちは私たちのlamedvavniksであり、
私たちの良心の声であり、またパレスチナ人を支配したり、彼らにテロ行為をしたり、彼らを殺害したり、検問を強制したり、住居を破壊
したり、昔から自生するオリーブの木をめちゃくちゃにしたり、隔離壁を建設したり、土地を没収したり、無理矢理包囲したり、その他
すべての、不道徳で非合法の占領行為に進んで参加しないような社会を建設するという、小さく点滅する私たちの希望の灯火です。
デモの最後の数分に、私はこの運動を組織したうちのひとりと少し話しました。彼女は「この手紙で私たちにできることがもっとある。
テル・アビブの通りで人に手渡せる。いろんなことがやれるわ」と言いました。 行動の日が生み出した運動を積み立てていくことに、
彼女は明らかに気持ちが高揚して興奮していました。
そして私が娘とバイクに乗って、まだ暖かい12月の空気の中を帰宅するとき、娘はこう言ったのです。「ママ、私は絶対に軍隊に入り
たくない。」
この運動は、そういうところから始まりうるのです。なぜならば、6人とか、10人、60人ではなく、仮に600人が兵役を拒否したら
どうなるでしょう。 もし6000人が拒否すれば? 今のパレスチナ占領は終わるでしょう。
Rebecca Vilkomerson
イスラエルの18歳の願い 「12月18日までにあなたの署名を送ってください」
シュミニスティム―イスラエルの若き良心的兵役拒否者を自由に
シュミニスティム(shministim)はパレスチナ占領地を占領している軍隊での兵役を拒否する理由により
投獄されているイスラエルの高校生たちです。 この署名により彼らに対するあなたの支援の気持ちを、
イスラエルの防衛大臣に示してください。イスラエルの平和運動はあなたの署名を12月18日に防衛大臣に
手渡します。署名は1万を超え、さらに集まっています。http://december18th.org/
http://december18th.org/
イスラエルの若き良心的兵役拒否者を出獄させよう
「シュミニスティムについて」
シュミニスティムとはヘブライ語で「高校3年生」を意味します。兵役は若いユダヤのイスラエル人にとり高校卒業後
に課される強制義務です。「シュミニスティム活動者」は兵役がイスラエルによるパレスチナの40年間の占領を強制
するという理由で兵役を拒否する、イスラエルの若者のことです。
過去にシュミニスティム活動者はたくさん手紙を書き送りましたが、 2008年現在、約100人の若者が兵役拒否の
根拠を言明するシュミニスティム活動の手紙に署名しています。
占領軍の軍務につくことに反対の主義主張を持って拒否するため、兵役拒否の手紙に署名した若者は、イスラエルの
軍刑務所に服役することになります。その期間は21日~28日で、軍服着用を拒否する者はその期間独房に送られます。
さらに判決による服役を完了したのちも再度徴兵され、たいていの者がそうするようにそれを拒めば、同じ判決を
宣告されます。そして数日かそこらの帰宅後にまた徴兵され、それを拒絶して判決により投獄されるという過程を
何度も繰り返すこともあります。若者が兵役を拒否してもなお、軍隊からの除隊処分の通知を受け取るまで、彼らは
ある意味で軍隊に「所属」しています。シュミニスティム活動者は除隊処分通知を決して受け取れず、軍隊が兵役
拒否者を定期的に呼び出し投獄することにうんざりすることはあっても、除隊処分通知が無い限り、兵役拒否者
の運命は常に不確かなままです。そういう若者が投獄される回数には終わりがありません。
この運動は、国際的人権法の原則に基づく、イスラエル-パレスチナ間の公正な平和への到達に献身する、アメリカ最大
の全米ユダヤ人草の根平和運動である、平和のためのユダヤの声(Jewish Voice for Peace)により後援されています。
我々はパレスチナとイスラエルの活動家と協力し合い、さらに、正義と安全保障と自治を求めるイスラエル人とパレス
チナ人の大志を支援する、他のユダヤ人やアラブ系アメリカ人、宗教関係の平和と社会正義のための各種組織との幅広
い連合で活動しています。
我々は以下のことを求めます。
・平和、民主主義、人権、国際法の尊重の促進に基づく、合衆国の外交政策
・ヨルダン川西岸地区、ガザ地区、東エルサレムでのイスラエルの占領の終了
・国際法と公平さに矛盾しない、パレスチナ難民問題の解決策
・市民に対するあらゆる暴力の停止
シュミニスティムの写真は、社会変革の献身する写真家による非営利集団、ActiveStills.orgが撮影しました。
シュミニスティムへの支援は、過去にこの活動をしたシュミニスティムにより行われています。さらにまた良心的
兵役拒否者をカウンセリングし、イスラエルの軍事主義に対して鋭い批判を明確に行っている、New Profileによっても
支援されています。
オメール・ゴールドマンからの手紙
私はオメール・ゴールドマン、19歳です。私はシュミニスティムのひとりです。
私は9月23日に初めて投獄され、35日間服役しました。 2回投獄されたあと、幸運にも医学的理由により放免されました。
しかしこのようなことは私ひとりです。あなたがこれを読むころには、私の友人の多くはまた監獄にいます。3週間投獄され、
1週間出獄、その後また再投獄、その繰り返しが何度も何度も21歳になるまで続きます。なぜかって? 私たちは、占領軍である
イスラエル軍隊への兵役を拒否するからです。
私は軍隊と共に育ちました。私の父はモサドの副長官で、私は8歳年上の姉が兵役を果たすのを見ました。少女のころは、兵士に
なりたかった。軍隊は私にとってそのように人生の一部であり、それを疑ったことはありませんでした。
今年初め、私はパレスチナでの平和デモに出かけました。そこに駐留するイスラエル軍は私を守るためにいるとそれまでいつも聞か
されていましたが、そのデモの間、イスラエル兵は私と友人に向けて、ゴム弾を発砲し催涙手榴弾を投げつけました。私はショックを
受けおびえました。私は真実を見たのです。現実を知ったのです。 パレスチナで最も危険なものはイスラエル兵、つまり私の側にいる
はずの人たちそのものだということが、初めてわかったのでした。
イスラエルに帰ってきて、私は自分が変わってしまったことに気づきました。それで私は兵役を拒否しているたくさんの他の若い人たち
に加わりました。それがシュミニスティムです。
来る12月18日に私たちはイスラエルでの行動の日を催しますが、それにより私たちはイスラエルと世界に対して、戦争の文化を
止めることへの支持が広がっていることを示す決意です。 あなたも参加しますか? どうか友達に署名するように言ってください。
それだけで済みます。
投獄の間どんなふうだったかと何度も聞かれました。もちろん私は監獄にいておびえていました。しかしまた、暴力と戦争に反対する
自国の若者を監獄に閉じこめている、このような私の国の姿も恐ろしいものです。そしてまた今私がやっている運動が、私の将来を
損なうかもしれないとも心配しています。 (出獄している間の)何でも-何を来るとか、誰と会うとか、何を食べるとか-自分で決める
ことができる自由な女の子の生活から、(投獄されている間の)日中のあらゆる時刻をすべて決められている生活に戻ることは
辛いものです。
最後に出獄したとき、父に会いに行きました。ふたりとも政治について話さないようにしました。父は私を自分の娘として気遣い、私の
苦しみを気遣ってくれましたが、私の考えについては聞きたがりません。私が投獄されていたときは一度も面会に来ませんでした。
私が監獄にいるのを見るのは、父には辛すぎたのだと思います。父は軍人ですから。父と私は性格が似ているように思います。私たち
は共に自分の信念のために闘います。
皆さんも信念のために闘っている方たちだと聞きました。私を信じてください。オメール・ゴールドマンを信じてください。シュミニスティム
を信じてください。
感謝と共に
オメール・ゴールドマン
http://december18th.org/
Conscientious objector to IDF service jailed (Ynet)
Father, forgive me, I will not fight for your Israel (The Sunday Times, UK)
Israelis challenging Israel’s Militarization (Znet)
(我々の良き友人ハワード・ジンからの特別な手紙)
親愛なる皆さん
私はこのところ勇気について思いめぐらしています。この感謝際の祝日に、私が自分の家で快適にごちそうを
食べている間にも、地球の裏側では十代の若者のグループが監房の中に座っています、勇気と犠牲というものの
定義そのものを示しながら。考えてみればこの状況はいらだたしい。そしてまた人を謙虚にさせます。だから
私はそれについて何か大きな事をする機会を持てるのがとても嬉しいのです。

このはつらつとした顔の、自信にみちた若い女性を見て下さい。彼女の名前は、ラズ・バー-ダヴィッド・バロン
です。彼女は高校3年を終えたばかりの18歳のイスラエル人です。私が今これを書いているこのときにも、彼女
はテル・アビブの監獄にいます。なぜなら彼女はイスラエル軍に入隊するのを拒んでいるからです。
私の若い頃は「兵役拒否者」を呼ばれましたが、今アメリカでは「良心的兵役拒否者」と呼ばれます。イスラ
エルでは彼女らはまだ高校生で、「シュミニスティム」です。その言葉に慣れて下さい、というのはあなたたちに
それを知り、口に出し、使って欲しいと私はお願いしたいからです。ラズ・バー-ダヴィッド・バロンと別の十数人
のシュミニスティムは、「平和を求めるユダヤの声(ジューイッシュ・ヴォイス・フォー・ピース)」に我々の協力
を依頼し、そして我々はその求めを断ることができません。
シュミニスティムはすべて17,18,19歳の高校3年生で、現在明確な立場を表明しています。彼らは自分たち
自身のための、そしてイスラエルとパレスチナの人々のための、より良い、より平和な未来を信じています。彼らは
いま監獄に服役しています、家族や友人たちやイスラエル政府からのとほうもないプレッシャーに断固として抵抗し
ながら。かれらは我々の支援を必要とし、それもすぐに必要としています。
彼らがわたしのような人たちに求めたのは、我々が見守っていること、我々が彼らの勇気を支援していることをイスラ
エル政府に知らせることです。彼らは12月18日にイスラエルの防衛大臣に届けられるよう、何十万もの絵はがきを
受け取りたいと望んでいます。その日に彼らは大きな集会を開き記者会見をするのです。彼らは堂々とした防衛省の
建物の階段-それはまた歴史の階段でもありますが-に雄々しく立ち、彼らの以前にも兵役を拒否した何千もの若者を
代表するだけでなく、彼らをよりよい世界の例であると見る他の多くの若者たち、そして私達を代表するのです。彼らは
平和のために努力するあなたに、私に、そしてあらゆる人に、12月8日にその階段に立つ彼らと共にいるよう求めた
のです。私はその日そこにいます。

|
イスラエル防衛大臣: 私はシュミニスティムたち、および兵役に平和に反対する彼らの権利を支持します。私はパレスチナの領土を占領する軍隊で軍務に就くことを自らの主張により拒否する理由で、刑務所に収容されている十代の若者たちの釈放を求めます。これら良心的兵役拒否者の投獄は、彼らの人権への侵害であり、国際法に背くものです。
私はこれらの問題意識のある学生たちと、パレスチナにいる同じ考えの若者たちにより、気持ちを鼓舞されています。かの地の占領に対する彼らの非暴力の抵抗が、その地域全ての人々のための公正な平和と安全への道程を指し示す空です。彼らは未来への我々の最良の希望です。あなたに彼らを大切にするよう、彼らを罰しないよう、強く求めます。 |
Minister of Defense Ministry of defense 37 Kaplan Street Tel-Aviv 61909 Israel |

あなたも参加しますか?とっても簡単です。今手紙に署名をして下さい。そしてそれにとどまらず、あなたの
親しい人にも参加を頼んでください。感謝祭のこの週の間、手紙に署名をすることは、我々のうちでもっとも
勇気がある人間への感謝を示すために我々にできる、最小のことです。