http://www.nenasili.cz/en/1665_us-intellectuals-we-protest-against-the-us-radar-in-the-czech-republic

         コンドリーザ・ライス国務長官のプラハ訪問に際する公開意見書
             
アメリカ知識人による、チェコ共和国内における米軍レーダー基地建設への抗議
       

   コンドレリーザ・ライス国務長官へ

     来る7月8日に、あなたはチェコ共和国において米軍レーダー基地を建設する条約締結のため
   プラハを訪門します。我々はあなたと、チェコ国民、世界の人々に、この条約は国際緊張を高め
   核兵器が使用される危険性を増大させる、世界平和への重大な脅威であるとして我々が非難している
   ことを知ってほしいと望みます。建設予定の当レーダー基地は、ますます攻撃的になりつつある、
   米国の対ロシア政策の一部です。それ故我々はこの新たな冷戦に強く反対します。さらに当レーダー基地は
   チェコ国民の大半から一貫して拒否されてきました。我々はチェコ政府が国民の意思を尊重し、
   条約への支持を撤回することを求めます。


   あなたが国務長官を務める現政権の主張によれば、チェコのレーダー基地は、ポーランドに建設予定である
   関連基地から発射される迎撃ミサイルと共に稼働して、イランを筆頭とする「ならず者国家」から
   発射されるミサイルを撃墜するためのものとされています。しかしながら、このミサイル防衛システムは
   テヘランによりはむしろ、モスクワに対して募らせている、ワシントン政府の対抗心に関わるものです。
   実際このシステムは、ロシアの核兵器力を鈍らせ、合衆国がロシアや他の国々からの報復を恐れることなく、
   それらの国を攻撃できるようにすることを狙った、より進化した「スター・ウォーズ」ミサイル防衛の、
   手始めとなる部分なのです。


     チェコに配備予定のレーダーが果たす役割は、他の米国の軍事衛星基地に組み込まれ、それにより
   ヨーロッパ全体にくまなく、米国の軍事力を及ぼせるようにすることです。防衛迎撃ミサイルと他の同様
   な技術を各国に配備し終われば、その後米国はロシアに対する先制攻撃を、すべて宇宙から調整して
   行い得る技術を開発します。この先制攻撃の力は、チェコのレーダー基地とポーランドの迎撃システム
   の働きで、ロシアによるどんな報復攻撃ももらさず対応する能力により増大されます。

     認めたくはないことですが冷戦状態の進展に伴う対応として、予想通りロシアは、米国がこのミサイル防衛
   システムを進めるならば、自国のミサイルをヨーロッパに向けると威嚇しました。そうなれば、ポーランド、
   チェコ共和国、その他の諸国の何百万もの人々が、米ソの今後の衝突の前線に置かれることになります。

     ロシアはまた、ヨーロッパにおける在来戦力の配備を制限する別条約への参加を見送るとも言っています。

     イランについては、現在イランに核兵器が存在するという確証は何もありません。それなのにワシントン
   政府のイランに対する好戦的態度は、そのような脅威が今後起こるのを防ごうとするどころか、テヘランが
   核兵器を持とうとするに至る可能性をただ高めるに過ぎません。

    我々は、米国が「スター・ウォーズ」やその他の攻撃的な計画により核の脅威を拡大するのではなく、
   自らの核兵器や在来戦力を大幅に削減し、帝国主義的介入を放棄することが、イランや他の諸国への核拡散を
   防止し得る最善の方法であると信じます。そうすることで、核兵器をまだ持たない諸国が自国で核兵器を開発
   するのを効果的に思いとどまらせる、政治的空気が生まれるでしょう。また米国はイラクから今撤退する
   ことで、世界平和に重要な貢献を即座に行うこともできるのです。

    我々はチェコ国民の70%がレーダー基地建設に反対であるという世論調査に励まされ、また活発な反対運動
   の出現に刺激を受けています。二人のチェコの平和活動家、ヤン・タマスとヤン・ベドナーは最近3週間に
   わたりハンストを行い、それらの反対運動に力を与えました。タマスとベドナーがハンストを終えた後、
   チェコ共和国と他の多くの国で、ハンストの輪が広がりました。6月22日に世界中で、何千もの人々が
   一日食事を絶ちました。さらにヨーロッパ議会の中でも、米国とチェコ共和国の2国により始められた
   このミサイル防衛の条約が、実際にはヨーロッパ全体に影響を及ぼすとの認識が広まりつつあります。

    チェコ国民には超大国支配に対する、長く果敢な抵抗の歴史があります。それは、プラハの春、
   チャーター77、ビロード革命です。今繰り広げられているチェコでの新しい平和運動は、そのような
   歴史的抵抗の伝統の再来です。我々は今立ち上がり、チェコの兄弟・姉妹たちと連帯しています。
   彼ら同様に、我々は命を選びます。国境を越えて彼らと腕をつなぎ、我々はこのレーダー基地条約を打破
   するため、できる限りのすべてを行います。なぜならこの条約は危険と死しか人々にもたらしそうにない
   からです。

      署名者

  1「キャンペーン・フォー・ピース&デモクラシー」共同代表、ジョアナ・ランディ 2 同トーマス・ハリソン 3 同ジェニファー・シャーロット 
  4 ペギー・アルバート 5 メリーランド州、ピーター・バーランド 6「アッパー・ハドソン・ピース・アクション」、パトリシア・ビートル  
  7ジョージタウン大学法律センター名誉教授、国際平和研究所学問諮問委員会理事長、ノーマン・バーンボーム 8 カリフォルニア大学サンタ・
  バーバラ校、フェミニスト学部教授、エイリーン・ボリス・ハル
 9 メリーランド州神経科医、ローラ・ボイラン 10  ジェレミー・ブレッチャー
  11  メリーランド州、リチャード・J・ブラウン 12  シラクーザ大学、ホレイス・G・キャンベル 13  マサチューセッツ工科大学、ノーム・チョムスキー
  14    デニス・クラゲット 15   「ピース・アクション・NY」,マイク・コネリー 16    クレア・コス 17「キャンペーン・フォー・ピース&デモクラシー」、
  マーガレット・W・クレイン
 18   ゲイル・デインカー 19   「ポー・クリスティー・インターナショナル」共同会長、マリー・デニス 
  20 作家エリエル・ドーフマン 21   ホフストラ大学、キャロライン・アイゼンバーグ 22   ウェブマスター・カンザス・ワークビート、ウィチタ・
  ハッチンスン労働連合(兼E理事会理事)、スチュアート・エリオット
 23 ガートルード・エゾルスキー      24 プリンストン大学国際法名誉教授、
  リチャード・フォーク・ミルバンク
 25「フィジシャンズ・フォー・ソーシャル・リスポンシビリティ」会長、公衆衛生学修士、キャシー・E・ファルボ
  26    NY州立大学ブルックリン校、政治科学名誉教授、サミュエル・ファーバー 27  「フォーリン・ポリシー・イン・フォーカス」ジョン・フェッファー
  28 バリー・フィンガー 29デヴィッド・フリードマン 30 ロバート・ポール・ガブリエルスキー
  31 「グローバル・ネットワーク・アゲンスト・ウェポン&ニュークリアー・イン・スペース」コーディネーター、ブルース・ギャグノン 32 オークランド
  教育連盟、ジャック・ガーソン
 33「コード・ピンクNY市」アン・ギボン 34 作家ミナ・ハミルトン 35   「正義と平和のためのティルドンク・
  ウルスラ会修道女」、ヴァレリー・ヘインオネン
 36「デモクラティック・ソーシャリスト・オブ・アメリカ」マイケル・ハーシュ 
  37  「インターナショナル・ノー・ベース・コウリション」エイミー・ホルムズ 38   ポリー・ハウェル 39   「ピース・アクションNY市/グラニー・
  ピース・ブリゲード」、キャロル・ヒューステン
 40 ダグ・アイルランド 41「ピース・アクションNY州」議長、サリー・ジョーンズ 
  42 NY市立大学ジョン・ジェイ校名誉教授、ジェシー・レミッシュ 43 スー・レオナルド 44 「ピース・アクションNY中部」ジェラルド・
  R・ロティエルゾ
 45 NY州立大学オールド・ウェストベリー校、マーサ・リビングストン 46 「ニュー・ポリティックス」支援者、ラヴィ・
  マルホトラ
 47 「ニュー・ポリティックス」共同編集者、ベティ・マンデル 48「ニュー・ポリティックス」共同編集者、マービン・マンデル
  49 メリーランド州、アーノルド・H・マトリン 50「ピース・アクション・ベイ・ブリッジ」ヴィッキー・マックフェイディン 51作家スコット・
  マックレミー
 52 デヴィッド・マックレイノルズ 53 イラン哲学研究所修士、アリ・モアッザーミ 54 デンバー大学経済学准教授、トレーシー・
  モット
 55 NY文化センター所長、ニコール・マイヤーズ 56 エール大学児童学センター、メリーランド州、クリストファー・J・オレスキー
  57 デヴィッド・オスト 58「ポー・クリスティー・メトロNY」、ローズマリー・ペイス 59「レイバー・ノーツ・ポリシー・コミティー」、
  マイク・パーカー
 60 オハイオ州立大学マンスフィールド校史学科、クリストファー・フェルプス 61「ブルックリン・フォー・ピース」議長、
  メリーランド州、シャーロット・フィリップス
 62 テレサ・ピュイ 63 「コミュニティー・フォー・ニューマン・ディベロプメントNY」、
  デニス・レッドモンド
 64 NY市立大学クイーンズ校、レン・ロッドバーグ 65  エール大学演劇研究科教授、ゴードン・ロゴフ 66ジョン・ルーニー
  67 ブルース・ローゼン 68 「プログレッシブ」編集者、マシュー・ロスチャイルド 69 NY市立大学、ジェイソン・シュルマン 70    「グローバル・
  ネットワーク・アゲンスト・ウェポン&ニュークリアー・イン・スペース」、
アウト・リーチ・コーディネーター他、ウォルフガング・シュラップ・ハック
  71「ピース・アクション・スタテンアイランド」、ティファニー・シュウォバッカー 72ウィリアム・パターソン大学、スティーブン・R・シャローム
  73 シェリル・スティーブンソン 74 「グローバル・ネットワーク・アゲンスト・ウェポン&ニュークリアー・イン・スペース」、アウト・リーチ・
  コーディネーター、メリー・ベス・サリバン
 75「アフター・ダウニング・ストリート・オルグ」、デヴィッド・スワンソン 76「ウィメンズ・ワールド」
  会長、メレディス・タックス
 77 マサチューセッツ工科大学、ジョン・ティルマン 78 バーナード・タクマン 79 ジュディス・P・ウォード
  80 NY州立大学バッファロー校、心理学/神経科学名誉教授、ナオミ・ワイズスタイン 81「ニュー・ヒューマニズム・イン・ノース・アメリカ」広報、
  クリス・ウェルズ
 82「ピース・アクションNY州」、シェリル・ワーツ 83 プリンストン大学、コーネル・ウェスト 84 NY州立大学アルバニー校、
  ローレンス・S・ウィトナー
 85 メリーマウント・マンハッタン・カレッジ、ケント・ワーセスター 86「キャンペーン・フォー・ピース&デモクラシー」